2023年07月16日

2023年7月16日(日)「立ち止まって話すだけ」の日

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ひさしぶりに、「立ち止まって話す」だけの日。

和文化の楽しさをみなさんにお届けしたいと、ついついイベントの企画や準備をがんばってしまいがちですが。
私たちひとりひとりは、本当はなにがしたくてこの活動をしているんだろう?
百千鳥の活動にかかわっていてうれしさを感じるのはどんなとき?
モヤっとするのはどんなこと?
自分が大事にしたいと感じていることはなに?

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そんな問いかけで、自分自身の気持ちをあらためて掘り起こすひとときでした。

進行役は、2019年にもお世話になった認定NPO法人アカツキさん。
なにかの解決策を示すのではなく、いまいるひとりひとりの気持ちにしっかりと光を当ててくれるファシリテーションが、私たちにとても合っているなと感じます。

百千鳥(ももちどり)は、「いろいろな種類の小さな小鳥が群がりさえずっている」様子をあらわす春の季語。
スタッフがひとりひとり自分の感情を話し、聴きあう様子を見て
「こうしてそれぞれの声を出し合っていることが春であり、よろこびなんだなと感じました」と評していただいたのも印象的でした。

ボランティア中心の集まりだからこそ、「私たち自身が楽しいと思えること」「きつくなったり助けがほしくなったら声をあげられること」を大事にしながらやっていきたいと思います。
新しい仲間も、いつでも歓迎しています。

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今回話し合いの場をお借りしたSPACE on the Stationさん、とても素敵な空間でした。 
西鉄福岡(天神)駅の真上のレンタルスペース、みんなが集まりやすく、明るい光も入る気持ちのいいスペースでした。 

posted by NPO百千鳥 at 22:50| 活動リポート|Activity Report

2021年06月28日

【活動リポート】令和3年度百千鳥定期総会

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2021627日(日)にNPO百千鳥のオンライン定期総会を開催しました。


いつも応援してくださっている会員さんに活動状況や会計の状況をご説明させていただきました。

令和二年度は、新型コロナウィルスの影響を重く見て、すべてのイベントをオンライン開催へ
と切り替えた思い出深い年でした。

オンラインならではの和文化の楽しみ方とはなにか、ステイホームの日常で和文化を楽しんでいただくために私達になにができるのか、手探りのなか頭をひねった一年間でした。

幸いにも、関東や沖縄、北陸や海外など遠方の方にもオンラインイベントにご参加いただき、少しずつオンラインのノウハウを蓄積していっています。

また、国のコロナ対策助成金である「持続化給付金」も受給することができました。
これはオンラインへの切り替えで収入が少ない時期の大きな助けとなりました。

今年度もひきつづきオンライン開催を続けていく予定です。

日本文化をもっと知りたい、応援したいという世界中の方に
楽しく刺激的な体験をオンラインでお届けできたらと考えています。

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こちらは百千鳥の令和2年度の活動報告書です。

素人ながらも、毎年スタッフがこだわって編集している懇親の冊子です。

私たちの活動内容がギュッとつまったこちらの冊子。

ご希望の方は百千鳥までご連絡いただきましたら発送いたします。気軽にお問合せください。


posted by NPO百千鳥 at 17:16| 活動リポート|Activity Report

2019年03月17日

イベントリポート「のぶし先生の作文教室」


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みなさんは作文を書くことが好きですか?

2015年の小学館集英社の調査によると、小学生で作文が好きな子どもはたった21%だそうです。

そんな子どもたちの作文への拒否感を少しでも取りのぞいてあげたい、そんな気持ちで開催した百千鳥の新企画「のぶし先生の作文講座」が、224日(日)にありました。

講師は、「こども記者〜柳橋連合市場へ行く〜」でもおなじみの、まつしまのぶし先生です。

「こども記者」では、取材してきたことをどのように「わかりやすく文章にまとめるか」を教えてくれましたが、今回の作文講座では「楽しく文章で表現すること」を教えてくれます。


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この講座のお約束です。


 1.自分の好きなことを、思ったように表現すること

 2.他の人が書いたものを笑ったり、からかったりしないこと

 3.いっぱい文字数を書くことが大事ではありません


初めて会う人もいたので、最初に自己紹介をしました。

好きな(嫌いな)教科や食べ物や、この日の意気ごみをお話してもらいました。


実は、スタッフがその自己紹介を録音していました。

録音された自分の自己紹介を聞きながら原稿用紙に書き写してみると…なんと200文字くらい(原稿用紙の半分)しゃべっていました!

「書く」ことが苦手な人でも、「話す」ことはそんなに苦手ではないことも多いです。

普段話すように書いたり、書きたいことをまとめることで、書くことへの抵抗感が少し薄れる感じがしました。


次のワークはオノマトペ(擬音)でした。

絵を見ながら、その絵を上手に表現できるオノマトペを入れてみます。


雨が…ぽつぽつ…ふってきた

…しとしと? …ザーザー? …ぴちょんぴちょん?


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表現を変えることで、雨の様子も変わってきます。言葉って面白いですね。

続いて、比ゆと擬人法のワークをしました。

これはちょっと難しかったです。


アリが行列している様子を何か別のことばで表現してみますが…うーん、なかなかぴったり当てはまる比ゆが出てきません。

『黒い糸のように歩いている』? 

わかってもらえるかな?


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ボールがころがる様子を、ボールを人として表現してみますが…

うーん、『でんぐり返ししている』…これならなんか伝わるような気がする!

 



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もちろん正解、不正解の表現があるわけではありません。


「相手にこう表現したら伝わるかもしれない」――こう思いながら言葉を選ぶことがとても大事なのです。




いろんな表現方法を習った後は、4コマまんが作文のワークをしました。
 

※このワークは村野聡先生の著書を参考にしています。


簡単な4コマまんがをみながら、そのお話を、さっきならったオノマトペや比ゆを使いながら表現していきます。

まんがを使うことで楽しくできますし、「起承転結」のある4コマまんがを使うことで自然にお話の展開のさせ方も頭にはいることにもなります。

最初はどうしようか悩んでいた子どもたちも、

「このコマはこういうことだよね」

「ここはこういうふうな書き方にしてみる?」

「オチはどうしようか」

などスタッフと話しながら書く内容を決めていくと、

じょじょに鉛筆が動くようになりました。


そうしてできあがったものは力作ぞろい。


最初に作文が苦手といっていた子どもたちとは思えないくらい、生き生きとした表現で、読ませてもらったスタッフから驚きの声もあがりました。


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最後に自分でテーマを決めて、自由に作文していきました。

子どもたちはこの講座中にかなりの文字数を書いており、疲れてもう書きたくないかなと実は心配していました。

しかしみんなそんな様子は見せずに真剣に、そして楽しそうに最後まで作文をしてくれていました。


これこそがこの講座で最も伝えたかったことです。

よくわからないまま「やらされる作文」だと子どもたちは苦手なままです。

でも、書き方が分かってきたり、自分が好きなように表現できたという体験があると、書くことが少しずつ楽しくなっていきます。

楽しくなってくると、自分から書きたくなっていきます。

百千鳥ではこれからも、言葉で表現する楽しさを伝えて、そして日本語の豊かさも知っていってもらいたいと思っています。


ノート2(開)  参考にした本

・村野聡「子どもが一瞬で書きだす!4コマまんが作文マジック」学芸みらい社

・村野聡「二百字限定作文で作文技術のトレーニング」明治図書出版

・ながたみかこ「文体・表現のコツ」汐文社


最後に参加した子どもと保護者の感想です。

【保護者の感想】

・類語オノマトペ、普段聞き流している言葉を振りかえることができました。

・少人数でゆっくり話してもらえ、本人のペースで取り組めたので良かったです。

・楽しそうにしていました。表現する力が私の思った以上にあって驚きました。

【子どもの感想】

・作文が前までは苦手だったけど、今日で作文が書けるようになって良かったです。

・楽しかった。


posted by NPO百千鳥 at 16:11| 活動リポート|Activity Report

2018年12月08日

イベントリポート はじめての親子茶会


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2018
1028日(日)に大濠公園日本庭園で「はじめての親子茶会」開催しました。


この親子茶会は、ただお客さんとして抹茶を飲むのではなく、
一杯のお茶のために手づから和菓子を作ったり、
心をこめて抹茶を点てたりする茶道の「過程」の部分を体験する企画です。

今回は3〜18歳のお子さん13名とその保護者の方12名、計25名(うち名は外国人)が参加しました。


和菓子の講師は、福岡市の和菓子舗「鮹松月(たこしょうげつ)」の四代目、松尾和明さん。



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お茶の講師は、大分県中津市の老舗のお茶屋さん「丹羽茶舗(にわちゃほ)」の五代目である丹羽真一さんです。



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最初に、和菓子職人の松尾さんに基本的な和菓子の作り方を教わります。

今回の和菓子のテーマは、いままさに色づきつつある「紅葉」。


二色のこなし生地をあわせて紅葉のグラデーションを表現し、餡を包みます。

餡をこなしで包む「包餡(ほうあん)」は、職人さんの手元を見ているとあっというまなのに、実際にやってみると難しいポイントのひとつ。

参加者から「簡単そうに見えるのに〜!」という声があがります。



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きれいに餡を包めたら、もみじの印を押して完成です。



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お菓子が完成したら、お茶室へ。

お庭の緑を眺めて心を静め、手を清めてからお茶室に入ります。



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今日のお茶室の掛け軸は、
「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」。

どんな一日もすばらしい、という意味の禅語です。



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和菓子づくりとは打って変わって静かな雰囲気のなか、
丹羽さんがお点前を解説します。

お茶を点てるひとつひとつの動作に、
お子さんも親御さんも真剣に見入ります。



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いよいよ、自分で抹茶を点てます。



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丹羽さんの指導のもと、茶筅を手にしてシャカシャカ…。

こちらも簡単そうに見えて、意外に大変な作業。

でも、コツをつかむとみるみる美味しそうなお抹茶が点ちはじめます。



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自分でつくった和菓子で、自分で点てた抹茶をいただくひととき。

あわただしい日常からはなれて、
ものを大切に扱い、おいしいものを愛でる。

たったそれだけで、心がときはなたれて、親子で交わす視線もやわらかくなったように感じます。


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参加者の感想を一部ご紹介します。


『お子様の感想』
・にがいお茶だったけど、あまい和がしといっしょに食べるととてもおいしかったです!(10歳・女子)

・おかしをつくったりおちゃをたてたりしてたのしかったです。(8歳・女子)

・手を洗う時に右手、左手、最後は左手に水を加えて口につけるふんいきにする、ということがわかってよかったです。(11歳・女子)

・お菓子をこねこねするのが楽しかった。(4歳・女子)

・お菓子がおいしかったです。抹茶もおいしかったです。(6歳・女子)

・抹茶もにがくなく和菓子も全部食べれました。(3歳・男子)

It was very educational and very nice experience. Everyone was very kind and understanding. I really appreciate this event.Thank you. (Sweden /Female/18years old

訳)とても教育的で良い経験ができました。。 皆さん非常に親切で熟知していました。 このイベントに本当に感謝しています。ありがとう。(スウェーデン・18歳・女子)

『保護者の感想』

・和菓子を自分で作って頂く機会は貴重で、親は初めて和菓子作りができて楽しかったです。

・茶道の世界と日常生活でのお茶に関係しそうなことについて違いをわかりやすく教えていただいて良かったです。

・自然光の中でのお茶点ては良かったです。

・日本文化にふれることができてよかったです。なかなかない機会をいただけてよかったです。

Very good explanation of the ceremony, and the including manners we are grateful for the translation.(Sweden /Female)

訳)お茶会とそのマナーを非常に丁寧に通訳してくださり感謝しています。(スウェーデン・女性)

Very informative. Thank you for translation. It meant a lot. Very fine to be able to learn about the Japanese tea ceremony in a casual atmosphere. Very good guidance of everyone in the stuff. (Sweden /Male)

)大変得ることが多く、大変意味のあるイベントでした。通訳してくださりありがとうございました。気楽な雰囲気の中で日本の茶道について学ぶことができて非常に良かったです。スタッフの指導もとても良かったです。(スウェーデン・男性)



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この「はじめての親子茶会」は、日本の食と文化を通して四季の移り変わりを感じる豊かな心を育み、作り手との交流を通して感謝の心を育むことを目的として開催されました。



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本講座では、小さなお子さん達にもきめ細かい指導を行うため、プロのお茶屋さん、和菓子職人さん、そして多くのボランティアスタッフにご協力いただきました。また、高品質なプログラムをできるだけ身近な価格でご提供するため、未来を担う夢を持った子ども達を育成する「こども夢基金」の助成金を得て開催されました。

この場を借りて御礼申し上げます。


















posted by NPO百千鳥 at 15:38| 活動リポート|Activity Report

2017年12月06日

【活動報告】麻生公務員専門学校 出張茶道体験講座

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開催日:2017/11/21()11/28()11/30()12/5()12/7()


今年は麻生公務員専門学校さんからご依頼をいただき、茶道体験の出張講座を開催させていただきました。
対象は、公務員試験を終え、卒業を控えた専門学校の学生さん。

これから社会に出る1920才の若者達に、日本文化のよさに触れ、人を思いやる気持ちやもてなしの心を知ってほしい、人のためを思って行動することに喜びを感じられる社会人に育ってほしいという先生方の想いを受け、秋〜冬にかけて茶道体験を開催いたしました。


いただいた時間は、なんと1クラスにつき約4時間(4コマ)!授業としての文化体験に4時間もいただけるのはめったにないことですので、こちらも気合を入れて企画させていただきました。



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最初の1時間は授業形式で、なぜ私たちNPO百千鳥が日本文化を若い方々に体験していただきたいと思っているかというお話をさせていただいたあと、日本にお茶が入ってきてから現代の茶道の形式が完成するまでの簡単な歴史の紹介。

その後、お茶に関するミニクイズで緊張をほぐしてもらいました。



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授業のあとは会場を移して、茶道体験です。


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体育館に置き畳をおいて即席の茶室を設えました

まずは、これからの社会生活でも役立つ内容として、お茶碗などの和の道具を大事に扱うために気をつけること、おお箸の扱い方を実践しました。

お道具を扱う前に指輪や腕時計、おおぶりなアクセサリーを外すというポイントは、ちょっと素敵な和食のお店に行ったときにも役立ちますので、ぜひ覚えておいていただきたいことの一つです。

お箸の扱い方は少し難しかったですが、みなさんしっかり見て覚えて、上手に実践できていました。



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お点前の実演では、ひとつひとつの動きの意味を解説。近くに寄って真剣に見つめる姿が印象的でした。



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いよいよ自分たちでお茶を点てます。

グループに分かれて、お茶を「点てる側」と「いただく側」を両方とも体験していただきました。

ほとんどの学生さんにとって「初めて点てる」「初めて飲む」抹茶。

緊張しながら点て、礼をしていただきます。

自分の点てた抹茶をお客さまが飲む瞬間は緊張のひとときです。

「おいしい」「抹茶ラテみたい!」と感想をもらうと笑顔がほころびます。



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今回のお菓子は柳橋連合市場の鮹松月(たこしょうげつ)さんから季節の主菓子(おもがし)を届けていただきました。どのお菓子も愛らしく美味しく、「和菓子がこんなに美味しいとは思わなかった」という声も聞こえました。


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錦繍

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寒椿

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雪餅

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木枯

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クリスマスリース

2時間をかけた体験のあとは、再び教室に戻って感想のシェアリングをしました。

一部感想をご紹介します。



・以前抹茶を飲む機会がありそのときは苦みが強いと感じましたが、今回はお茶をたててくれた人が上手だったのもあり美味しかったです。礼儀作法が細かくありましたが、その1つひとつに敬う気持ちを表しており、そういったところは日常にも取り入れられることだと思いました。和菓子が今日は紅葉の形でしたが、その季節に合う形をしたものを食べられるところも茶道の魅力であり外国の方に楽しんでもらえる点だと感じました。


・今日初めて茶道という日本の文化にふれあいました。日本人なのに日本の文化にふれたことがない、知らないということは日本人として恥ずかしいことだと感じました。日常の生活で使わないから別に知らなくていい、ということではなく、知っていることで自分のスキルがあがり思わぬ所で活躍すると思います。


・日頃の生活の中でも、はしのとり方等の今日知った礼儀を実践していこうと思いました。日本文化も無くなっていってるものも多くあるので、自分でも少しずつふれていこうと思います。


・今まで生活してきたなかで「日本らしさ」を体験できるようなことはあまりありませんでした。しかし今回の経験を通して日本に住んでいるからこそ見てこなかった「日本らしさ」を知ることが出来ました。これからは他の国に興味を持つよりもまず日本の良さを知っていきたいです。そのうえで他の国の文化も学んでいきたいと思いました。


・今日の茶道の体験で、はじめにお茶の歴史を聞き、そんな昔からお茶というものが日本とかかわっていることに驚きました。また実際に茶道でお茶をたてたりお茶菓子を食べたりどれも初めてでとても新鮮でした。今までどうして茶わんをまわすのかとふしぎに思っていました。これは相手に茶わんの表のきれいな絵をみせるという相手を思いやる精神やこまかな心づかいも学べました。またお茶菓子も四季に合わせて今回の「木枯」のようにさまざまあって日本の四季がある環境もとてもすばらしいと思いました。


・日本は昔からずっと続いている伝統的な文化が多いと思います。しかしその文化はどんどんなじみがなくなってきて忘れ去られてしまうかもしれません。私は今の年で知らない文化ばかりなので、これを機に日本のすばらしい文化に触れて今までの人がつないで来た文化を終わらせないように協力したいと思いました。


・自分の最初の印象は手順が多く、やりたくない気持ちがありました。しかし今回の茶道の体験で一つ一つの手順や作業に意味があるところが伝統文化のいいところだと思い好印象を抱きました。機会があれば又日本の伝統文化を体験したいと思いました。


・外国の考えや文化を取り入れることも良いことだと思うけど、日本の伝統文化を残すことは大事だと思った。ふれ合う機会を増やし、体験することが大事だと思った。



・外国の観光客の方が思う日本のイメージは茶道や武道が大きいと思います。なので日本の印象を与える公務員として働くにはある程度日本文化の知識を身につけておく事が大切だと思いました。日本らしさを残していける人材に少しでも近づいて貢献していきたいなと思いました。



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これから10年後、30年後の日本を担う若者たちに直接お話しし、感想を聞く機会をいただけたのは私たちにとってもとても貴重でありがたい体験になりました。

今回は茶道の体験でしたが、「社会に出て役に立つことを教えていただきました」という感想をいただくことができ、とてもうれしかったです。

「茶道を習う」ということでなくとも、日常生活のなかで道具を大事に扱ったり、ときにはお茶や和菓子を自分で買ってみたり、というささいなことでも、日本文化を次世代につないでいく一助となります。

この出張茶道講座をきっかけとして、これからもいろいろな日本文化に興味を持っていただければ幸いです。



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posted by NPO百千鳥 at 12:57| 活動リポート|Activity Report

2017年06月26日

H.28年度 総会報告


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NPO百千鳥、定期総会を大濠公園の日本庭園で開催いたしました。


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社会課題の解決を目指して活動するNPO法人(特定非営利特定法人)には、

年一回の定期総会が義務づけられています。

総会とは、NPOの一年の活動内容や経営状況を報告し、

次の年度の事業方針などを正会員のみなさまにお伝えする大事な会です。


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正会員のみなさんは、NPOからの報告をしっかり見て、

「いいぞ、どんどんやれ!」とか「待って、それはよくないと思う」とか

意見を出せる「議決権」を持っています。

そこで、正会員さんの意見をもとに、

次の一年間の方針に活かすものが、総会です。

通常は総会のあとに懇親会を開催するのですが、

今回は会員さんと心を近づけたいなと思い、

正会員・賛助会員限定で「濃茶」のお茶会を開催しました。


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一杯の茶碗をみんなで回し飲む濃茶は、人と人の距離を縮める気がしています。

NPO百千鳥では、後世につないでいく新しい日本の文化をつくるための

仲間を募集しています。

興味のある方は、公式ホームページからお問い合わせください。

来年6月の総会を、ぜひご一緒に。







posted by NPO百千鳥 at 23:38| 活動リポート|Activity Report