
プロの和菓子職人の手元に自然に目が吸い寄せられ、20名を超える参加者が息をのんで見つめます。

そしてその上に練り切りの短冊を立てるのですが…これが難しいっ!
先生はあんなに簡単に立てていたのに。
すぐに横に倒れてしまったり、触りすぎてちぎれてしまったり…。
あちらこちらで声が上がります。
そんな中、上手に立てられる人もちらほら。
才能あるんですね。
朝顔の花と葉も入れなければいけません。
時間との勝負もあって、手元が震えます。
ちなみにこの鮮やかな色はどちらも天然色素でつけられたものなので安心安全です。
一木先生は少々照れておられました。
叩きすぎて突き抜けて破れてしまう人も。
(でも、この時点では練り切り餡なのでやり直しができます。)
本当に繊細な作業。
普段緩み切った気持ちを針のように細くしていかないと上手にできません。
(この段階で失敗するとやり直しはしにくいそうです。)
いや、不器用でも動くのはまだましな方で、動かなかったり、落ちそうになったり、皆さん悪戦苦闘しています。
練り切りの上にかけた晒し布巾を隣の人にピンと張ってもらい、上から竹ひごで押し込み、花の窪みを作ります。
ぐっと押すと、モンブランのクリームのような、細い麺状のものが出来上がります。
指に水をつけて、グイッと押し込み、手の中で振って出す…はずだったのですが、これが最後の難関。
困ったので、午前の部の講師で、午後はアシスタントをしてくださっていた、「鮹松月」の松尾和明先生にヘルプをお願いしたところ、1,2回振っただけで魔法のようにするっと出してくださりました。
何気なくやっておられますが、職人の技はすごいです。
作り立てだということもあるでしょうが、思い入れも含めて美味しくいただけました。
デモでは簡単に見えた作業は、いざ自分たちがやってみると本当に上手くいきません。
元より和菓子は好きでしたが、これからは作ってくださる職人さんたちに敬意も抱きながら、美味しくいただくことにしましょう。
・いろいろと難しいポイントがあるのが良かったです。楽しかったです。(30代・女性)
・はじめての和菓子づくりでしたが、とても楽しく体験出来ました。講師のお二人もとても気さくに教えてくださり、難しそうな作業もなんとかできて試食もできてよかったです。また次回開催がありましたらぜひ参加したいです。(30代・女性)
・作りやすい段取りで作業しやすかった。抹茶と作った和菓子を和室で頂けてよかった(40代・女性)
・個別に質問できたり、お話しできたりよかったです(40代・女性)
・プロの技を目の前で見れて感動した。難しかったが、皆で楽しく作れてよかった!(16歳・女性)
・職人さんのすごさを身をもって体験することができた(19歳・男性)