
新年度最初の東仙流煎茶道のお稽古が4月7日(日)に開催されました。
この日は準備が間に合わず、桜の枝をバケツに入れたままにしていたら、なんと湯浅先生が自ら活けてくださいました。

煎茶道のお花は「自然の気をお部屋に持って入る」という考え方で、自然の枝ぶりを活かして大胆にのびのびと活けるんだそうです。
先生の活けてくださったお花を床の間に飾ると、まるで茶室の中に春が訪れたように空気が華やぎました。

風流と教養を愛する「文人」達の間で発展した煎茶道は、床の間の飾り方も少し変わっています。
煎茶道で飾るお花は「文人華」と呼ばれ、「雅題(がだい)」というテーマに沿って活けるのが特徴です。
雅題は古事からテーマを取っており、テーマによって使うお花が決まっているのだとか。
たとえば「四君子(しくんし)」なら蘭、竹、梅、菊の四つの植物。
松とバラで「不老長春」など一風変わった組み合わせもあるそうです。
また、花を花瓶に活けるだけでなく、「盛り物(もりもの)」と言って、お盆の上にザクロのような果物や石を飾ってテーマを表現することもあるそうで、独特の世界が広がります。
せっかくですので次回6月の煎茶道教室では、みなさんで一緒にお花を活けてみたいと思います。
丁寧に淹れたお煎茶とお菓子をいただきながら、和やかなひとときを過ごしてみませんか?


叶匠壽庵さんの「桜餅東仙」と
伊賀の紅梅屋さんの「さまざま桜」

銀座菊廼舎さんの富貴寄せ
みなさまのご参加をお待ちしています。
★次回の煎茶道
日程: 6月9日(日)
時間: 13〜16時(途中退出も可能です)
場所: アシストレジデンス桜離宮 2F茶室
(福岡市東区箱崎1-3-8)
参加費: 5000円/回
お申し込み: momochidori.npo@gmail.com (要予約)
★連続講座ですが、途中からの参加も歓迎しております。
ご興味のある方はまずは一度ご参加ください。
★お稽古はテーブル席でしております。
正座が苦手という方もお気軽にどうぞ。