2021年06月28日

【イベントリポート】

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定期総会のあとは会員限定のオンライン茶会を開催しました。

これは、普段なかなかお会いできない会員のみなさまと親睦を深めるためのものです。

今年は「Tea Knot」の三窪 笑り子(みくぼ えりこ)さんが水先案内人。


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三窪さんは京都の陶々舎(とうとうしゃ)に拠点を置き、自身の茶道教室を運営しながら「お茶で生きる」暮らしをされています。


昨年の春に突如訪れたコロナ禍という嵐のなか、いちはやくオンライン茶会にも挑戦し、歩みを止めずに動き続けている三窪さん。

立ち止まらずに一歩一歩無心に歩いていたら風が湧き起こる、という意味を持つ「歩々清風を起こす(ほほせいふうをおこす)」をテーマにお茶会をお願いしました。

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お菓子は京都「老松」、
抹茶は「
皐盧庵茶舗(こうろあんちゃほ)」の一服抹茶

不特定多数で飲食を共にすることが難しくなり、いままた新しく変わりつつあるお茶の世界。

その中での三窪さんの軽やかな挑戦や工夫、そして少人数ならではの「お客さまがどんな会や趣向を喜ぶか」に思いを巡らせる楽しみを伺って、オンラインでつないだ参加者の胸にも爽やかな風が確かに吹きわたりました。

百千鳥ならではの日本文化の楽しみ方をオンラインでどうお届けするか、迷うことも多い日々ですが、この刺激を今後の活動に生かしていけたらと思います。


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    お軸は「古今無二路」。目の前の道をもくもくと歩くと、
  道はひとつだったことに気づく、という意味です。 

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2021年06月07日

【イベントレポート】職人さんに習う和菓子づくり

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2021530日(日)にオンライン講座「職人さんに習う和菓子づくり」を開催いたしました。


講師は福岡市の老舗和菓子舗「鮹松月(たこしょうげつ)」の四代目、松尾和明(まつおかずあき)さん。

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参加者の皆さんのお手元に和菓子の材料や道具をお届けし、オンラインミーティングルームzoomを通して指導する形で開催しました。

今回は和菓子とあわせて日本茶をお楽しみいただけるよう、大分の丹羽茶舗(にわちゃほ)さんのお茶もお送りしています。

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五月の和菓子は「石竹(せきちく)」と「鉄仙(てっせん)」の2種類。

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オンラインで職人さんの手元を間近に見ながら、実際に和菓子を作っていきます。

「石竹」は、こなし生地を餡で包む「包餡(ほうあん)」という作業がキモになります。


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簡単そうに見えてなかなか難しい作業ですが、講師の松尾さんが初心者でも包みやすいコツを指導しながら進めてくださいました。


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「鉄仙」は、もちもちした外郎(ういろう)生地を使います。

こちらは6枚の花びらをつくるところが山場です。


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花びらができたら、ふわっと花芯をのせて完成です。


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今回は初の試みとして、和菓子づくり後に茶話会を設けました。

オンラインの画面を通してですが、自分でつくった和菓子とお茶をいただきながら、職人さんの和菓子よもやま話に花が咲く楽しいひとときとなりました。

全国からの参加者がいらしたおかげで和菓子の地域差などにも話題が及びました。「関東の和菓子に比べると、関西の和菓子はモチーフを抽象的に表現するのを好む傾向にある」というお話が興味深かったです。


参加者のみなさまからいただいたご感想を一部ご紹介します。

・オンラインでは初めての参加だったのですが、説明も丁寧で、職人さんの手元もわかりやすく写っていたので、とてもやりやすかった。また、オンラインなので家で周りを気にせず集中してできたのも良かった。職人さんのお話もすごく面白く、また参加したいと思います。オンラインもいいですが対面でできる時が早く来て欲しいです。


・楽しく参加できました。わかりやすく教えてくださったので、不器用なわたしでもなんとか作れました。ありがとうございました。


・和菓子の奥深さを体験出来て一つ一つの和菓子ら作る時間や材料など分かりとても勉強になりました!大切に和菓子を食べようとおもいました!


・今回もご丁寧に教えていただきありがとうございます!お菓子の見た目も素敵ですが、鮹松月さんの餡がとても美味しくて、どんなお茶に合わせようと考えるのが毎回楽しいです。


・お店に伺ったことがないのですが是非今度買いに行きます。家族が見本と比べて当たり前だけどこれがプロとの差だ!と感動しておりました。


この和菓子づくり講座は、職人さんとの交流を通して和菓子の面白さや職人の技、四季を楽しむ心をお伝えすることを目的としています。
このステイホームの時代、大きなお茶会やお祝い事にお菓子をお届けする機会も減ってしまい、和菓子屋さんにとっては厳しい時期となっています。

本講座で和菓子に興味を持っていただけましたら、お近くの和菓子屋さんをちょっとのぞいてみたり、気になっている和菓子屋さんからお取り寄せをしたり、できる範囲で応援してもらえたら幸いです。


次回は103日(日)の開催を予定しています。


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2021年02月14日

【イベントレポート】職人さんに習う和菓子づくり

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202127日(日)に「職人さんに習う和菓子づくり」をオンラインで開催しました。
プロの和菓子職人さんから指導を受けながら和菓子づくりを体験できるこのワークショップは、リピーターも多い百千鳥の大人気イベント。

新型コロナウィルスが流行してからずっと開催を見合わせており、201910月以来じつに14ヶ月ぶりの開催となりました。

初のオンライン開催にもかかわらず、南は沖縄から北は石川県までのお申し込みをいただき、30名の定員があっというまに埋まってしまい驚きました。


講師は福岡市の老舗和菓子舗「鮹松月(たこしょうげつ)」の四代目、松尾和明(まつおかずあき)さんです。

初のオンライン講座ということで講師の松尾さんと何度も打ち合わせやリハーサルを重ね、今回は皆さんのお手元に和菓子の材料や道具をお届けし、オンラインミーティングルームzoomを通して指導する形で開催しました。



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こちらの細工道具、実は松尾さんが参加者のみなさんのためにひとつひとつ木材から加工して作ってくださったものです。


つくる和菓子は早春を彩る花「水仙」と「椿」の2つ。


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緊急事態宣言下で外出が難しいなか、春の息吹を感じてほしいという職人さんの願いが込められています。


まずは職人さんが「水仙」の作り方を実演します。
こなし生地で餡を包む「包餡(ほうあん)」という作業から。

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ここで均等に生地をのばしてきれいに餡を包めているかどうかでこのあとの細工のしやすさも変わってくるので、初心者の方でも包みやすいコツなどお伝えしながら丁寧に説明していきます。

簡単そうに見えてなかなか難しい作業なのでオンラインでお伝えできるか心配していましたが、スタッフの心配をよそに皆さんとても上手に包まれていました。
画面越しに職人さんの手元が常にアップで見られるので、逆にわかりやすかったようです。

その後、お手製の三角棒や丸棒を使い、花弁を作っていきます。

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続いて「椿」の制作に入ります。

ここでは、紅白二色のこなし生地をあわてぼかすグラデーションの工程が肝です。

自分の作ったものを職人さんに見てもらいながら、よりよくするためのアドバイスをもらいます。


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その後、花弁になる部分を伸ばして、三角棒と丸棒で細工していきます。

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最後に丸棒でしべを押すと急にお花が立ち現れてきて、小さな歓声が上がります。

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お気に入りの器にのせると、また一際ひきたちます。

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こちらは高取焼の味楽窯(みらくがま)さんの作品。水仙と椿がきりっとひきたちました。


参加者のみなさまからいただいたご感想を一部ご紹介します

久しぶりの和菓子教室でしたので、とても楽しみにしていました。内容も分かりやすく、子供たちも楽しく取り組んでいました。和菓子を通して、季節を感じることができました。遠くは沖縄や石川県からも参加されていると聞いて、これからも対象が広がって百千鳥さんの活動が広がるといいなと思いました。」

「上生菓子を見るのも食べるのも大好きで、自分でも作れるようになりたいと思っていたところ、この講座を見つけて参加しました。今日はなんとなくの形を作るのに精一杯で、お手本のような滑らかさやふくよかさ、美しい曲線美を表現することはなかなかできなかったです。あらためて職人の技の素晴らしさに触れることができました。先程自分の作った和菓子を食べてみたら、美味しくて、私好みの甘さでした!レシピをつけてくださっていたので、今度はこなしやあんを作るところからチャレンジしてみようと思います。楽しい時間をありがとうございました!」

「和菓子づくりは初めてでしたが、楽しく参加できました。申し込み、配達、ZOOMの配信と問題なくすすめられました。ありがとうございました。」

とっても楽しかったです。いつか自分でも作ってみたいとは思っていたものの、和菓子はハードルが高くてなかなか手を出せずにいました。ふだんやっている洋菓子作りよりも無我夢中になれて、本当に楽しかったです。また、自分で作ることでより和菓子への愛が深まりました。こういう形で巡る季節を楽しむこともできるんだなぁ…と思いました。良い休日になりました。ありがとうございました。」

お子さまの様子
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才「真剣に、丁寧に取り組んでいました。上手にできると、達成感があったとのこと」

  9才「作業が少々雑で、3個目をオリジナルのものにして、そちらを一所懸命に作っていました(^^;;楽しかったそうです」

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この和菓子づくり講座は、職人さんとの交流を通して和菓子の面白さや職人の技、四季を楽しむ心をお伝えすることを目的としています。

今回皆さまにつくっていただいた和菓子は上生菓子(じょうなまがし)といって、茶道でのおもてなしにも使われる本格的な和菓子です。

このステイホームの時代、大きなお茶会やお祝い事にお菓子をお届けする機会も減ってしまい、和菓子屋さんにとっては厳しい時期となっています。

私たちの身の回りでもすでに閉店されたお店もあり、いつか行こうと思っていたあのお店が来年もあるとは限らないことを実感しています。


本講座で和菓子に興味を持っていただけましたら、お近くの和菓子屋さんをちょっとのぞいてみたり、気になっている和菓子屋さんからお取り寄せをしてみたり、できる範囲で応援してもらえたら幸いです。

日本の文化を暮らしの中で楽しんでくださるみなさんこそが、文化の支え手です。

posted by NPO百千鳥 at 00:20| イベント報告 | Event Report

2020年10月13日

リポート『お茶屋さんのやさしい茶道教室〈体験会〉』


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「お茶屋さんのやさしい茶道教室 体験会」を、1011日に開催しました。

ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

1025日から、丹羽真一さん(大分県中津の老舗のお茶屋さんの五代目)による、表千家の略盆点前の連続講座が始まります。

今回はそれに先立って、丹羽さんとのオンライン茶道を体験するものでした。

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この体験会では、一連の略盆点前の流れを鑑賞し、その解説や、お茶にまつわるいろいろな話を聞けるということで、家族でのドライブ中に参加してくださった方や、遠くイタリアから参加してくださった方など、オンラインの強みが発揮された会になりました。

正面からのアングルだけでなく、手元のアップも見ることができたことで、お点前が分かりやすくなっていました。

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また、講師の丹羽さんの穏やかな語り口に参加者も引き込まれたようで、いつになくチャットでの質問が多かったように感じました。

いただいた質問をいくつか紹介します。

・略盆点前をする際にはどのくらいのお盆のサイズが適切か

・適切なお湯の温度や量、抹茶の量はどのくらいか

・ガラスの茶器を使う時期の目安はあるのか

・胃にやさしいお茶の点て方飲み方は

などの素朴な質問に対して、丹羽さんはとても丁寧に分かりやすく答えていただきました。

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さらに、家で簡単に飲める抹茶の点て方も教えていただきました。

抹茶とお湯と、茶漉しと、茶筅と、器(飯椀でもカフェオレボウルでも可!)さえあれば点てることができ、やや敷居が高く感じた「お茶」が日常に近づいた感覚になりました。


そんな、やさしいお茶。

「やさ茶」が広まっていってほしいなー!!!

1025日からの連続講座でも、各回の終わりにみんなでお茶を点てて飲むという時間を共有することができます。

ぜひ「やさ茶」を楽しんでみましょう。

お菓子も準備されるとなお良いですよ!

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連続講座「お茶屋さんのやさしい茶道教室(入門編)」全3


詳細はこちら 
↓↓↓
http://hearty-care.sblo.jp/article/187967441.html


全くの初心者で道具がないという人のために、道具付きチケットもございます。
ぜひご参加ください!


posted by NPO百千鳥 at 17:28| イベント報告 | Event Report

2020年06月30日

大陸さんの『お茶のある暮らし』イベントリポート

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オンライン講座「大陸さんの『お茶のある暮らし』」を2020年628()に開催いたしました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 


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今回はコーヒーや紅茶のように抹茶を楽しめる、

ちょっと変わった抹茶の点て方をお伝えしました。

茶こしを使わないのになめらかで、

苦味の少ないおいしいお抹茶が点てられる秘密の方法、いかがでしたか?


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最低限必要なものはお抹茶とお湯とスプーンだけなので、

ご家庭だけでなく旅先や海外でも役立ちそうですね。



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今回のテーマは「湯相(ゆあい)」。

その意味は、ちょうどいい一服を探すこと。

美味しいお茶をいただくとき

抹茶の量、お湯の量や温度、点てる時間・・・

わたしたちは、自然とそのちょうどいいを探しています。


ちょうどいいは、その人によって異なります。

その日によって変わります。

日々自分なりのちょうどいいを見つめながら暮らすと

心のざわつきもおさまるような気がしました。



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元気があるときも、ないときも

機嫌がいいときも、悪いときも

その日の最初の一杯のお茶を点てる短い時間に

今日の自分のちょうどいいをみつめることができます。


自分なりの「湯相」と向き合う、

短い朝の瞑想タイムを過ごすのも良いものです。


今後も「お茶ってなんだろう」をテーマに

オンライン講座を開いていこうと思います。

イベント案内を見逃さずぜひ気軽にご参加ください。

*感想*

「湯相という言葉と意味を知ることが出来た。お茶を通して、日常を見つめるきっかけにする方法を知ることが出来た。ダマにならないお茶の立て方を知ることが出来た」


「時間が集中できる長さで良いまた、参加費がお手軽で内容が充実していてお得感が高い」


「お抹茶の簡単な飲み方だけでなく豆知識もあって楽しかったです」



posted by NPO百千鳥 at 19:34| イベント報告 | Event Report

2019年04月12日

2019年4月7日(日)東仙流煎茶道リポート

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新年度最初の東仙流煎茶道のお稽古が47()に開催されました。


この日は準備が間に合わず、桜の枝をバケツに入れたままにしていたら、なんと湯浅先生が自ら活けてくださいました。


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煎茶道のお花は「自然の気をお部屋に持って入る」という考え方で、自然の枝ぶりを活かして大胆にのびのびと活けるんだそうです。


先生の活けてくださったお花を床の間に飾ると、まるで茶室の中に春が訪れたように空気が華やぎました。


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風流と教養を愛する「文人」達の間で発展した煎茶道は、床の間の飾り方も少し変わっています。

煎茶道で飾るお花は「文人華」と呼ばれ、「雅題(がだい)」というテーマに沿って活けるのが特徴です。

雅題は古事からテーマを取っており、テーマによって使うお花が決まっているのだとか。


たとえば「四君子(しくんし)」なら蘭、竹、梅、菊の四つの植物。

松とバラで「不老長春」など一風変わった組み合わせもあるそうです。

また、花を花瓶に活けるだけでなく、「盛り物(もりもの)」と言って、お盆の上にザクロのような果物や石を飾ってテーマを表現することもあるそうで、独特の世界が広がります。


せっかくですので次回6月の煎茶道教室では、みなさんで一緒にお花を活けてみたいと思います。


丁寧に淹れたお煎茶とお菓子をいただきながら、和やかなひとときを過ごしてみませんか?


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叶匠壽庵さんの「桜餅東仙」と
伊賀の紅梅屋さんの「さまざま桜」




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銀座菊廼舎さんの富貴寄せ



みなさまのご参加をお待ちしています。


★次回の煎茶道

日程: 69()

時間: 1316(途中退出も可能です)

場所: アシストレジデンス桜離宮 2F茶室

(福岡市東区箱崎1-3-8)

参加費: 5000/

お申し込み: momochidori.npo@gmail.com (要予約)


★連続講座ですが、途中からの参加も歓迎しております。
ご興味のある方はまずは一度ご参加ください。


★お稽古はテーブル席でしております。
正座が苦手という方もお気軽にどうぞ。

posted by NPO百千鳥 at 13:04| イベント報告 | Event Report