
定期総会のあとは会員限定のオンライン茶会を開催しました。
これは、普段なかなかお会いできない会員のみなさまと親睦を深めるためのものです。
今年は「Tea Knot」の三窪 笑り子(みくぼ えりこ)さんが水先案内人。
三窪さんは京都の陶々舎(とうとうしゃ)に拠点を置き、自身の茶道教室を運営しながら「お茶で生きる」暮らしをされています。
昨年の春に突如訪れたコロナ禍という嵐のなか、いちはやくオンライン茶会にも挑戦し、歩みを止めずに動き続けている三窪さん。
立ち止まらずに一歩一歩無心に歩いていたら風が湧き起こる、という意味を持つ「歩々清風を起こす(ほほせいふうをおこす)」をテーマにお茶会をお願いしました。



お菓子は京都「老松」、
抹茶は「皐盧庵茶舗(こうろあんちゃほ)」の一服抹茶
不特定多数で飲食を共にすることが難しくなり、いままた新しく変わりつつあるお茶の世界。
その中での三窪さんの軽やかな挑戦や工夫、そして少人数ならではの「お客さまがどんな会や趣向を喜ぶか」に思いを巡らせる楽しみを伺って、オンラインでつないだ参加者の胸にも爽やかな風が確かに吹きわたりました。
百千鳥ならではの日本文化の楽しみ方をオンラインでどうお届けするか、迷うことも多い日々ですが、この刺激を今後の活動に生かしていけたらと思います。


お軸は「古今無二路」。目の前の道をもくもくと歩くと、
道はひとつだったことに気づく、という意味です。