2021年06月07日

【イベントレポート】職人さんに習う和菓子づくり

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2021530日(日)にオンライン講座「職人さんに習う和菓子づくり」を開催いたしました。


講師は福岡市の老舗和菓子舗「鮹松月(たこしょうげつ)」の四代目、松尾和明(まつおかずあき)さん。

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参加者の皆さんのお手元に和菓子の材料や道具をお届けし、オンラインミーティングルームzoomを通して指導する形で開催しました。

今回は和菓子とあわせて日本茶をお楽しみいただけるよう、大分の丹羽茶舗(にわちゃほ)さんのお茶もお送りしています。

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五月の和菓子は「石竹(せきちく)」と「鉄仙(てっせん)」の2種類。

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オンラインで職人さんの手元を間近に見ながら、実際に和菓子を作っていきます。

「石竹」は、こなし生地を餡で包む「包餡(ほうあん)」という作業がキモになります。


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簡単そうに見えてなかなか難しい作業ですが、講師の松尾さんが初心者でも包みやすいコツを指導しながら進めてくださいました。


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「鉄仙」は、もちもちした外郎(ういろう)生地を使います。

こちらは6枚の花びらをつくるところが山場です。


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花びらができたら、ふわっと花芯をのせて完成です。


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今回は初の試みとして、和菓子づくり後に茶話会を設けました。

オンラインの画面を通してですが、自分でつくった和菓子とお茶をいただきながら、職人さんの和菓子よもやま話に花が咲く楽しいひとときとなりました。

全国からの参加者がいらしたおかげで和菓子の地域差などにも話題が及びました。「関東の和菓子に比べると、関西の和菓子はモチーフを抽象的に表現するのを好む傾向にある」というお話が興味深かったです。


参加者のみなさまからいただいたご感想を一部ご紹介します。

・オンラインでは初めての参加だったのですが、説明も丁寧で、職人さんの手元もわかりやすく写っていたので、とてもやりやすかった。また、オンラインなので家で周りを気にせず集中してできたのも良かった。職人さんのお話もすごく面白く、また参加したいと思います。オンラインもいいですが対面でできる時が早く来て欲しいです。


・楽しく参加できました。わかりやすく教えてくださったので、不器用なわたしでもなんとか作れました。ありがとうございました。


・和菓子の奥深さを体験出来て一つ一つの和菓子ら作る時間や材料など分かりとても勉強になりました!大切に和菓子を食べようとおもいました!


・今回もご丁寧に教えていただきありがとうございます!お菓子の見た目も素敵ですが、鮹松月さんの餡がとても美味しくて、どんなお茶に合わせようと考えるのが毎回楽しいです。


・お店に伺ったことがないのですが是非今度買いに行きます。家族が見本と比べて当たり前だけどこれがプロとの差だ!と感動しておりました。


この和菓子づくり講座は、職人さんとの交流を通して和菓子の面白さや職人の技、四季を楽しむ心をお伝えすることを目的としています。
このステイホームの時代、大きなお茶会やお祝い事にお菓子をお届けする機会も減ってしまい、和菓子屋さんにとっては厳しい時期となっています。

本講座で和菓子に興味を持っていただけましたら、お近くの和菓子屋さんをちょっとのぞいてみたり、気になっている和菓子屋さんからお取り寄せをしたり、できる範囲で応援してもらえたら幸いです。


次回は103日(日)の開催を予定しています。



posted by NPO百千鳥 at 02:41| イベント報告 | Event Report