2017年11月14日

イベントレポート 百千鳥茶道部 「茶×着物」



unnamed.jpg

20171112日(日)の百千鳥茶道部は、「茶×着物〜和裁士にならう着物のいろは〜」をテーマに開催されました。

今回のゲストは和裁士の内村圭さん。和裁の国家資格「一級和裁技能士」をお持ちで、「着物を仕立てる側」のお仕事をされている方です。

百千鳥の活動をしていく中で「浴衣は着られるけど着物はなんとなくハードルが高い…」「着物は好きだけど、まだ自分らしい着物スタイルや楽しみ方は模索中」というお声をたびたび聞くので、そんな「これから着物を楽しみたい!」という着物ビギナーのために、着物とつきあう基本のいろはをお教えいただきました。


unnamed (3).jpg


まず、始まりは着物の種類から。

着物には訪問着、付け下げ、色無地、小紋、紬など、いろいろな種類があり、それぞれ「格」が違います。茶道部では実物をずらっと展示して、着物の種類の見分け方、格の違いなどを教えていただきました。

着物は格によって、どんな場所に着て行けるか、どんな帯とあわせるかも変わってきます。

「まず自分がどんな場所に着物を着て行きたいか、それをイメージすることが大事です。たとえば、着物を日常着としてどんどん街に繰り出したい方には訪問着や袋帯はあまり必要ありません。逆に、お呼ばれやパーティーのような改まった場所で着物を着たいのであれば、日常着物はふさわしくありません。イメージすることで、自分に必要な着物がわかってきます」

「まず買い始めるなら季節柄が入っていないもの、あまり大きい柄でないもののほうが、着まわしがしやすくおすすめです」

「手縫い仕立ては洗い張りや仕立て直しができるので、長く着たい、代々ゆずりたいような着物に。ミシン仕立ては安いけれど仕立て直しができないので、ポリの着物などどんどん着倒したい着物に。」

など、これから着物ライフを楽しみたい方のための実践的なアドバイスをたくさんいただきました。

さらにリサイクルの着物を選ぶときの「自分にあうサイズ」の見つけ方や、着物と長くおつきあいするためのお直しについてなど、興味深いお話は尽きることなく…後半はお抹茶とお菓子をいただきながらの質問タイムとなりました。参加者の皆さんからも聞きたいことが盛りだくさんで、にぎやかな会となりました。

最近はリーズナブルなリサイクル着物や着付け動画なども増え、気軽に着物の世界に飛び込めるようになった一方で、呉服屋さんや着付け教室でしっかり着物について学ぶ機会は減ってきています。着物好きでも意外と知らないことはいっぱいあり、スタッフも含めていい勉強の機会になりました。

着物については着付けやお直しなど、まだまだ知りたいことがたくさんありますので、また改めて機会を作れればと思います。

unnamed (1).jpg


unnamed (2).jpg

和菓子は蛸松月さんの「山茶花」。
もっちりした求肥が上品なおいしいお菓子でした。


posted by NPO百千鳥 at 14:43| イベント報告 | Event Report